
天草の水産物の魅力を、地域の方々により身近に感じていただけるようにしたい
隊員
宮﨑恵太
日時
2026/01/19
水産現場に近い立場を活かし、海の恵みを料理を通してより多くの方に味わっていただきたい
―まずは天草に来られた経緯を教えてください。
「東京でのシェフ経験を経て、長野の店舗立ち上げに関わっていた頃、義父が亡くなったことをもあり、将来のビジョンを改めて考える契機でした。そのタイミングで天草漁協配属の地域おこし協力隊の募集を知り、料理人としてのこれまでの経験を活かして貢献できること、天草の特産である水産関係の仕事に携わりたいという思いから応募に至りました。」

生産者に近い関係を活かして新しい挑戦ができる場として、天草を選んだ宮﨑さんですが、着任早々次々と独自のメニュー創りなどに取り組みます。
宮﨑さんのInstagramを見ますと、これまで創作されたメニューが一覧できます。
どれも天草食材をテーマにした料理ですが、フリット、リゾット、テリーヌ、カルパッチョ…聞きなれないことばにドキドキします。写真でみる料理はどれも格別な装い、味わってみたいという衝動にかられます。
また、食材がほぼ地元産の食材で作られているというこだわりに感心します。レシピも公開されていますので、気になる方はInstagramからぜひご覧ください。

料理人目線による豊かな天草の水産物を使った商品開発やブランディング
―協力隊としての三つのミッションについて伺いました。
一つ目は、未利用魚を価値あるものとして活用した商品開発、すでにブランド化された海産物をさらに加工品として商品開発するなど天草が誇る海産物のブランド化推進に関する業務を行う。
二つ目、天草の食材を使った料理をSNSで発信、 天草の食文化をはじめ、産品や生産者の方々にもスポットを当てた掘り起こしを行い、海産物をメインにした料理や地方市場での水揚げ情報、藻場再生な どの資源回復活動をSNS等で発信し「天草の豊かな食材」を世界にPRする。
三つ目として、世界重要文化遺産登録集落(﨑津集落)の活性化、 地域産品を活用したレシピ提供、地域住民を対象とした料理教室の開催など。
それぞれのミッションに取り組む中、地域の皆さんへの広報として、2024年4月より、天草市のコミュニティFMみつばちラジオの「ココカラCitrusタイム」に毎週出演されています。毎週木曜日12:00から、天草の旬の食材をテーマにお話が聞けますのでこちらもぜひお聞きください。

天草で求められる新しい美味しさ
天草に住んで暮らして思うことのひとつとして、高級な食材は天草外に出荷され、地元で消費されにくい現状があり、地産地消にはなっておらず、もう少し地場の特産品が食べられる食文化になってほしい。豊富な海産物があるが、意外と魚をさばいたことがないという人も多く、地元の海産物を十分に堪能できていないのでは、と感じることがあるそうです。
そんな宮﨑さんは、魚を気軽に捌けるようになるお手伝いとして、地域活性化も含めお料理教室を開催してきました。魚さばきから始め、得意な洋風仕立て、南蛮漬けをアレンジしたバーガーなど工夫をこらしてきました。食育も念頭に入れた「親子でおさかな時間! つくる楽しさ 食べるうれしさ」料理教室なども開催しました。
また、イベント開催で地域を盛り上げています。
「天草お魚まつり」では天草の地魚(未利用魚/イスズミ)を使った大鍋で炊く魚介パエリアを100食分販売されました。

